AviUtlオープンソースにしないのはなぜ?理由は?OSS希望の声!

無料のフリーソフトなのに高機能な神ソフトとして、多くの動画編集者に愛されているAviUtl。

最近6年ぶりにAviUtl2が発表されて話題になっていますよね!

そしてAviUtlの新しいヴァージョン発表に合わせて、「AviUtlもオープンソース化してほしい」「AviUtlはなんでオープンソース化しないの?」という声もよく見かけます。

そこで今回は、AviUtlがなぜオープンソースにならないのか、その理由と、ユーザーの声も合わせて紹介します!

目次

AviUtlはオープンソースじゃないの?

まず、そもそも「AviUtlは無料のフリーソフトならオープンソースじゃないの?」と思ってしまいますよね?

結論から言うと、

AviUtlはオープンソースではありません

多くの人が勘違いしがちなのですが、「無料=オープンソース」ではないんです。

AviUtlは1997年から、なんと20年以上もの間KENくんという個人の開発者さんが一人で作り続けているフリーソフトですが、ソースコード(プログラムの中身)は公開されていません。

20年以上って…。すごすぎ!

つまり、KENくんだけがAviUtlの中身を知っていて、一人で管理しているということなんです。

AviUtlと、一般的なオープンソースソフトの違いはこちら↓

AviUtlとオープンソースソフトの違い

AviUtlオープンソースソフト
ソースコードの公開非公開公開(誰でも閲覧・学習・改造が可能)
改造・再配布の自由制限あり(基本的に禁止)条件付きで自由(ライセンスに従う)
開発スタイル個人が管理し、1人で作られてきた世界中の開発者が参加できることが多い
代表的な例AviUtlShotcut、Kdenlive、Olive など

AviUtlは「個人で作ってる秘密レシピ」、オープンソースは「みんなで作る公開レシピ」って感じだね!

では、どうしてAviUtlはオープンソースにしないのか?

次の見出しでは、AviUtlがオープンソースにしない理由について、わかりやすく解説していきますね!

AviUtlをオープンソースにしない理由は?

AviUtlをオープンソースにしない理由は、主に3つあります!

理由①開発者・KENくんの意向

AviUtlをオープンソースにしない一番の大きな理由は、

開発者であるKENくんの意向です。

AviUtlは1997年から開発者のKENくんが趣味で一人でコツコツ作ってきたソフトです。

20年以上一人でAviUtlを創り続けたってすごい!

オープンソースにすると、AviUtlの開発の流れやルールを、他の人と分け合うことになりますよね。

そうなると、KENくんが大切にしてきたAのviUtlこだわりや品質の基準が保ちづらくなってしまう可能性も

それに、長年続けてきたAviUtlを「自分のペースで、自分のやり方で作るスタイル」を変えるのは、きっと簡単なことじゃないはずです。

KENくんがAviUtlをオープンソースにしたくないと思うのも自然なことだよね。

理由②著作権やライセンスの問題

AviUtlをオープンソースにしない2番目の理由は

著作権やライセンスの問題です。

AviUtlの中には、いろんな技術やライブラリが使われています。

ライブラリっていうのは、ソフトを作るときに使える「便利な部品セット」みたいなものだよ

それぞれに著作権やルール(ライセンス)があるので、AviUtlをオープンソースにするためには「これ使っていい?」「どんな条件で?」という確認を全部のライブラリにしなくてはならないんです。

個人で全部やるのは、かなりハードルがかなり高いね。

法律の専門家じゃない個人の開発者KENくんが一人でやるのは大変すぎるし、AviUtlは無料のソフトなのにそこまでの手間をかけるのは流石に割に合わないと感じてしまうのではないでしょうか?

理由③品質管理やサポートの負担が大きくなる

AviUtlをオープンソースにしない3番目の理由は

品質管理やサポートの負担が大きくなるからです。

AviUtlをオープンソースにすると、KENくんの負担がとっても増える可能性があるんです。

AviUtlをオープンソースになると、こんなことが起こる可能性があります:

  • AviUtlのいろんなバージョンが出回る:「AviUtl改造版」「AviUtl○○版」みたいなのがたくさん出て、混乱の原因に
  • 質問攻めになる:「どのバージョンが本物?」「バグが出たんだけど」みたいな質問がKENくんに殺到
  • AviUtlの品質がバラバラになる:いろんな人が作ると、動作が不安定になったり、使いにくくなったりする可能性
  • AviUtlのプラグインとの相性問題:AviUtlには1,900以上のプラグインがあるので、全部の相性を確認するのは不可能

28年間、一人でAviUtlの品質管理をしてきたKENくんにとって、これは大きな心配事ですよね。

では、ユーザーはAviUtlのオープンソースについてどう思ってるんでしょうか?

AviUtlをオープンソースにしてほしい!の声

色々問題点があるとはいえ、「AviUtlをオープンソースにしてほしい!」という声は、本当にたくさん聞きます。

特に、AviUtlにもっと便利になってほしいと思っているユーザーさんからの要望が多いようです。

上記の他に、みんながAviUtlのオープンソース化に期待している理由はこんな感じです:

  • 機能追加のスピードを上げてほしい
  • バグ修正を早くしてほしい
  • 長期的な継続性を確保してほしい
  • プラットフォーム対応を拡大してほしい

確かに、オープンソースにしてみんなで協力すれば、もっと便利なAviUtlができそうですよね!

でもAviUtlはオープンソースにしなくて良いという意見もあるんです。

AviUtlはオープンソースにしなくて良い!の声

一方で、AviUtlはオープンソース化せずに、現状維持が良い!というユーザーからは以下のような意見があります:

他のAviUtlはオープンソースにしなくて良いというユーザーの声としては、次のようなものが多いようですね。

  • 開発者の負担を考慮すべき
  • 現在の品質を維持してほしい
  • シンプルさを保ってほしい
  • 現在でも十分に機能的

確かに、今のAviUtlでも十分すごいソフトなので、無理にオープンソースに変える必要はないのかもしれません。

AviUtlのオープンソースを望む声も、望まない声も、どちらも理解できますよね。

アワクモ

アワクモ個人としては、AviUtlはKENさんが一人で全部やりたいんだろうな〜。という意思を強く感じるので、そこは尊重したい!

AviUtlをタダで使わせてもらってる身としては、KENさんの健康を願ってAviUtlの継続を祈りばかりです。

でもAviUtlはオープンソースじゃないからと言って、進化していないわけではないんですよ!

AviUtl2が2025年登場!オープンソースではないけれど進化中

なんと2025年7月、

AviUtlに待望の新バージョン「AviUtl2(正式名:AviUtl ExEdit2)」が登場しました!

実に6年ぶりの大型アップデートで、「AviUtlってもう更新止まったのかな?」と思っていたユーザーたち(アワクモ含む)の間で話題沸騰しています。

さらに今回のAviUtl2は、従来のAviUtl+拡張編集をゼロから作り直した完全新設計!

開発者KENくんの「趣味とは思えない本気ぶり」がまたしても炸裂してるね!

AviUtl2の主な進化ポイントはこちら↓

項目内容
64bitネイティブ対応旧版では限界だった大容量メモリの活用が可能に。編集の安定性がぐんとアップ
拡張編集の標準統合以前は別途導入が必要だった機能が最初から内蔵に
UIの刷新ごちゃつきがちな画面がシンプルな一画面構成に進化
ベジェ曲線イージングなどアニメーションやフィルタ制御の細かい動きが作りやすくなった
対応OS・環境Windows10以降、AVX2対応CPUが必須。現代PC向けに最適化

AviUtl2はオープンソースではありませんが、それでも開発者自身の手でしっかりとアップデートされているのが伝わってきますよね!

「オープンソースじゃないと発展しないのでは?」という声もありますが、AviUtlのように個人の情熱とこだわりで進化していくソフトも、また魅力的ですよね。

新しいAviUtl2も、無料とは思えないレベルでパワーアップしてるしね!

まとめ

AviUtlがオープンソース化されない理由には、開発者の意向や技術的な課題、品質管理の難しさなどがあります。

そしてユーザーの間でも、AviUtlのオープンソース化を望む声と今のままで良いという声があり、どちらにも納得できる理由があることがわかりました。

今後はAviUtl2の進化にも注目しながら、開発者KENくんの判断を尊重して見守っていきたいと思います!

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